あおうなばら


忘れてゆくの
わたしのなかの冷たい衝動
だれかの死に顔
わたしの死に顔

わたしのことを呼ぶひとはいない

だから私は私で居られた
それでもあなたになりたかった
それでもだれかになりたかった
息がとまるくらいだれかに愛されたい
そういう甘えを乞うてみたかった

わたしは諦めた
戸を叩く手がぼろぼろになって
血にまみれてしまったから

開かないこころを
信じることをやめた

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